第46回わたぼうし音楽祭
〜障害のある人たちの心を歌う〜第46回わたぼうし音楽祭に参加します。
8月1日(日)14時から16時30分「わたぼうしチャンネル」でオンライン開催です!ぜひ応援よろしくお願いします!
▼わたぼうしチャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCNne9BG86acJGFcpSVmpZlA
歴史ある音楽祭に入選、参加決定!
障害のある人が書いた詩に曲をつけて披露する「わたぼうし音楽祭」。この度、太田純平さんが書いた詩「轍と足跡」に、オンラインで一緒に作曲を行いました。
作詞者の太田純平さんとの出会いは、管理栄養士としても働いているINSPi奥村からの紹介。東京町田に住む純平さんは声を出すことができず、50音のボードを指差し、介助者が読み上げることで会話し、詩を書きます。純平さんの「轍と足跡」という詩が入選していて、その作曲者として声がかかったのです。
今年の3月に初めてZoomで会話しました。その時の純平さんの言葉です。
「僕は誰かが手伝ってくれないと言葉として僕の心を表せません。だから僕の発する言葉の一言一言について、介助してくれる人たちにも責任を負わせることになってしまいます。だから僕は自分の言葉について、介助してくれる人の分まで責任を負います。だから僕の声は一つ一つ大切にしています。」
オンラインですが静かに伝わる純平さんの覚悟に深く感銘を受けました。そんな想いののった言葉。作曲でのせる一音一音も大切にしようと決意しました。純平さんから「今どきのJ-pop風のカッコいい曲にしてほしい」とアイデアをもらったとき、(これだけのパワーある人だからきっと新しいことへのチャレンジも厭わないだろう)と思い、一部を一緒に作曲することを提案しました。サビに当たる「僕自身の足跡は2本の車輪と共に今がある」はZoomで一音一音相談しながら一緒につくったメロディです。最初の音、「僕自身」の「ぼ」はどれがいいですか?ドレミ・・・と弾いていった時、すぐさま「ソ!」って返答があった時はこちらが面食らうほどでした。そこからはもうアーティスト同士のプライドをかけた共作、競作です!
サビができた後、引き取って作曲して、何度か途中で純平さんに確認してもらい、意見もらって修正していき、奥村と杉田でデュオで歌うアレンジにして完成しました。
僕にとっても、これまで作ったことのない曲になって、すごく気に入っています。みなさんに聴いていただきその感想が楽しみです。
「人は人から学ぶ」純平さんに出会い、つくづくそう思います。覚悟があれば、きっと人は、どんなことでも乗り越えみんなが不可能だと諦めることでも、可能にする、かもしれない。歌詞にある「月をも手に取ろうと頑張っている」そんな全ての挑戦者たちに、この歌が届けばと願っています。
杉田篤史
下記のクラウドファンディングサイトに、#わたぼうし音楽祭 とは?がわかりやすく書かれてますのでご覧ください。#太田純平 さんのコメントも掲載されています。