「みんなでつくろう!のむらのうたプロジェクト」のあゆみ。
2018年、野村の子どもたちと「のむらのうた」を制作。そして2020年7月、新曲「のむらからの手紙」が完成しました。

豪雨災害に見舞われた野村町の子どもたちと町の歌づくり。

2018年7月の豪雨災害に見舞われた地域のひとつ、愛媛県西予市野村町。

被災から2ヶ月後、子どもたちの心のケアについて何かできることはないか野村町の方たちと話し合いをしている中、思い返したのは2012年、東日本大震災にて被災した岩手県陸前高田市気仙中学校に歌いに行ったときのこと。生徒会長さんがしてくれたスピーチでの言葉「僕らの校舎は津波で流されてしまいましたが、校歌を歌うことで気仙中学校の生徒なんだと感じることができます。」歌えばいつでも故郷を感じられるような“町の歌”をつくろうとこのプロジェクトがスタートしました。

展望台からの野村の風景

2018年11月野村町にて「みんなでつくろう!のむらのうた」ワークショップを開催

どんな気持ちを歌に込めて作りたいかー。そう聞いたとき子どもたちから出てきたのは「ありがとうの気持ち」「がんばりたい、がんばってという気持ち」。それは、支援物資をもらったり、合唱やバスケットボールなど子供たちががんばっていることを誰かに応援してもらった時に「がんばろう」と思った経験から、そんな気持ちを込めたいと思ったそうです。こうして子どもたちの言葉から生まれた歌「のむらのうた〜がんばってみるけん応援してやなぁ〜」が出来上がりました。

歌作りWSの様子
2018年11月野村の子どもたちとの歌づくりワークショップの様子

「のむらのうた」コンサートの開催とミュージックビデオ制作

2019年3月、多くのご支援をいただき、野村小学校体育館にてコンサートを開き、子どもたちと歌を地域のみなさんに届けることができました。また、地域のみなさん、愛媛大学など多くの方のご協力を経てミュージックビデオを制作しました。「のむらのうた」は町の行事や災害から一年の追悼式でも披露され子どもたちが大切に歌い継いでくれています。

のむらのうたコンサート写真
2019年3月野村小学校での「のむらのうたコンサート」には地域の方や報道の方、西予市長 管家一夫さんなど約200名が駆けつけてくださいました。
児童の感想1
児童からの歌づくりの感想
児童の感想2

「のむらのうた 〜がんばってみるけん 応援してやなぁ〜」

2018年制作  作詞・作曲 野村の子どもたちと杉田篤史  

動画制作:愛媛大学 社会共創学部 コンサート開催協力:NPO法人TOKYO L.O.C.A.L

2020年7月、復興コンサート出演者として野村を訪れる予定が延期に。

災害から2年となる2020年7月、西予市では野村町にて防災や復興に関するシンポジウム&コンサートの計画をしていました。コンサート会場は町のシンボルで伝統行事「乙亥大相撲」の会場である乙亥会館、こちらも甚大な被害を受けたのですがついに再オープンを迎えるのを一緒にお祝いする予定でした。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開催は困難との判断に至り次年度に延期となりました。

今度は西予から日本全国へ歌のエールを届けたい

そんな中、hamo-laboのオンライン活動をご覧になった西予市 復興支援課の方から連絡をいただきました。「新型コロナウイルスにより日本全体が低迷しているところであり、歌で応援することができないか。我々が災害を受けた2 年前は多くのボランティアに助けていただいた経緯がある。今度は西予から全国に歌によるメッセージを届けたい。」というお話でした。

こうして「みんなでつくろう! のむらのうたプロジェクト2020」が始動しました。

野村小学校6年生39人と約1ヶ月間のオンライン授業。子どもたち自身から生まれた言葉が詞とメロディに。

子どもたちには授業で伝えた“曲づくりに大切なこと”を踏まえて「今、会えない人」へのお手紙を書いてもらいました。オリジナルな表現で、そのときの心の動きと情景を描く、相手に伝えるといったことを意識して書いてもらうと素敵な表現がたくさん出てきました。
そしてみんなの言葉を集めた一つの手紙ができあがり、それを子どもたちや野村のみなさんに朗読してもらいました。その一つが今回制作のミュージックビデオに入っています。そこから野村ならではの方言や言い回し、イントネーションについてみんなで話し合いながらメロディをつくっていきました。
オンラインという不慣れな環境ながら、子どもたちはこちらの言葉をしっかりと吸収して、たくさんの気づきや意見を伝えてくれ、授業は毎回感動の連続でした。

(歌と動画制作にあたっては、西予市教員委員会との協議を図り、新型コロナウイルス感染対策を講じて授業や撮影を行いました。)

オンライン授業風景

完成した新曲「のむらからの手紙 〜応援するけん がんばってや〜」

2020年7月7日の献花式・YouTubeでミュージックビデオを公開

今作も子どもたち出演のミュージックビデオを制作しました。野村小学校6年生のみなさん、先生方、西予市役所のみなさんが熱心に取り組んでいただいたお陰で素敵な作品に仕上がりました。

ミュージックビデオは災害から2年の7月7日、西予市での献花式※で流される他、hamo-labo YouTubeチャンネルにて公開しています。(ビデオはこのページの最後にあります)

※大雨への警戒状態が続いているため献花式は中止となりました。献花台は設置予定だそうです。最新情報は下記URLの西予市HPをご確認ください。

https://www.city.seiyo.ehime.jp/shisei/machidukuri/fukkoumachidukuri/7896.html

歌詞の字幕は子どもたちの手紙の文字をそのまま使っています。

hamo-labo YouTubeチャンネル「のむらからの手紙 〜応援するけん がんばってや〜」みんなでたくさん練習をして歌ってくれました!ぜひご覧ください。

西日本豪雨復興ソング「のむらのうた」制作から2年。 たくさんの方に応援してもらった感謝を込めて、 今度は野村町から全国に歌の応援メッセージを届けたい! 野村小学校の子どもたちとのオンライン歌づくり授業で完成した 新曲「のむらからの手紙」ミュージックビデオです。

media

【テレビ放送】

●8月15日(土)NHK全国ニュース「おはよう日本」(NHK総合、午前6時〜)で放送されました。先月松山放送局で放送された後反響が多数あったようで、全国放送になったとのこと。子どもたちが困難にもめげずに前向きに周りを元気にしたいと願い作ったこの歌、ぜひゆっくり受け止めて聴いていただけたら幸いです。

●7月15日(水)NHK総合・松山 (ひめPON! 18:10〜) ‬‪https://www.nhk.or.jp/matsuyama/himepon/‬‪ 
歌詞をかいた子どもたちのインタビューを丁寧にとりあげてくださっていました。

歌詞に出てくる「“いいかお”守って生きていきます」はこの春定年退職された校長先生の言葉だそうです。

【新聞・ネット】

▼愛媛新聞(2020年7月8日)でとりあげていただきました。

愛媛新聞掲載
愛媛新聞(7月8日)

▼読売新聞愛媛版(2020年7月18日)でとりあげていただきました。

読売新聞愛媛(7月18日)

▼毎日新聞のオンライン記事に掲載いただきました。

https://mainichi.jp/articles/20200715/k00/00m/040/127000c

▼YAHOO!ニュースに掲載いただきました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/67b527f0f81504dc2b8d1a64c1d8813ae2db6296

【ラジオ電話出演情報】

7月、豪雨報道のため延期になっていた「ラジオまどんな」への電話出演ですが、8月25日(火)に改めて出演予定となりました!制作の経緯などをお話しするとともに楽曲もオンエアいただきます。
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8月25日(火)
NHKラジオ第1松山放送局
午後5:05〜5:55放送「ラジオまどんな」
https://www.nhk.or.jp/matsuyama/madonna/
NHKラジオ らじる★らじる にて全国で聴けます!
https://www.nhk.or.jp/radio/?area=matsuyama